2006/02/01 □ 柱の話し 

  □ 柱の話し □

※もう早くも、2月、明後日は、節分ですね、節分は豆をまいて
鬼を追い払う、、私は田舎が群馬の奧利根ですが、群馬の西部に当たる
鬼石町は「全国から閉め出された鬼を迎えてくれる町」だそうです。

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※在来工法の 土台と柱、私が、15年前頃作った ミニチアです、

※柱の横に沢山の溝が有りますそこに、貫板を通して、壁の下地を
作ります。柱のてっぺんのほぞ を良く見ると、2段になってますね、
これを、重ほそ、又は十ほそと言います、横架材を差し込み、さらに
又、その上、の構造材にも、差し込む、2段構えになっているのです。

その下に、横にかき込みが有ります、天井板を支える、回り縁を乗せる
かき込みなのです、そう、、この柱は和室の中央に、くる柱で、
私達職人は、大面(だいめん)柱 正面は綺麗な、材面を出します。
それを、だいめんつら と言います。人間の顔ですね。

綺麗な、生きた、赤い節を、出すのも、良いですし。無節の檜の柱
3面無節となると、だいぶ、高価な柱となります。

105×3000で、10万円以上の物も有りますし、
4寸柱、5寸柱となると、市場で探すのも大変です。

無垢の木は生きています、塗装したり、塗りつぶしてしまうと
呼吸困難になり、木も呼吸出来なくなります。

湿気が有る時は、湿度を吸収、乾燥時期になれば、吐き出す、、
人間と同じなのです、

もう、一度、自分の部屋の柱、良く見て下さい、、、
柱をさわって、感謝して下さい。
私達を守っている、大事な構造材でも有り、顔です、
時々、磨いたりもして下さいね、、、@@

マンション、等の建物は、柱は有りませんが、、、
私達の作る、在来工法の良さをもっと、知って欲しいです。

今は、建て売り、建築物など、殆ど、集成材で、貼った物が殆どで
無垢は、使用してないのが実情です。

でも、良い面も沢山有りますし(水等に陥没すると、接着が剥がれる、悪い面も有ります)

しかし、地球的規模から言って、1本の無垢の柱から、沢山の集成材が、
出来る事、エネルギー資源考えると、良いの悪いのか、悩みます。

無垢と違って、構造力も検査も通り、冷暖房で、狂う事も有りません。

※当社の使用してます、和歌山、山長商店の、紀州50年物、60年物 檜柱は、機械乾燥で
数値で、表し、完璧な商品として、使用してます。

今は、和室が殆ど少なく、洋間で、ボード貼り、クロス、貼ってしまうと
見えませんが、20年、30年と構造を支えて行くのですから、湿気と
虫に強い柱なのです。長い目で見れば、そう高くないのです。


※ 次回は、今時の建設業界と情報化 について、掲載します。

★アロマネットさん(HP制作会社)の木下さんに、使い易い様に、HP構築して頂き
 更新が楽しみです、皆さんも、見ました@@、今度は見易いでしょう、、

 近い内、掲示板も、復帰します、ので、感想宜しくお願い致します。